神動画といえるかもしれない大谷翔平投手スイーパー/スライダー奪三振まとめ動画。
有名MLBアナリストがこういうツイート
いつも有益なツイートをしている有名MLBアナリストのRob Friedman氏ですが、またすごい動画を投稿していました。おそろしい動画です。純粋に楽しい動画ではありますが、やはり2度目の肘故障の後なので、おそろしい気持ちにもなりました。
たしかにこれは肘によくないかもなあ、と。
思ったことを書く前に、とりあえずネットの反応を少し見てみます。
ネットの反応
Frisbee
This is my Roman Empire.
延々と見てられるな。
アメリカンリーグ本塁打王の投球をご覧ください
珠玉の209秒
爽快すぎる
最高の動画
永久保存版
오타니 구종 중에 스위퍼가 제일 좋음
Sadly we won’t be seeing this until 2025.
Unicorn.
このポストの引用 / X (twitter.com)
いくつか引用しましたが、肘への影響を不安視するような投稿は見当たりませんでした。不安に見える人は意外にもあんまりいないのでしょうか?
大谷投手とスライダー/スイーパー
2022年シーズンは、投手・大谷翔平として最高のシーズンでした。ほとんどの当番試合を観ましたが、一つ気になったところがありました。シーズン最終盤。スライダー投げすぎ!って思ったのでした。試合途中から8割どころか9割くらいスライダーじゃね?ってかんじのときもあった気がします。
2023年TBS大晦日WBC特集を録画して見たのですが、興味深い部分がありました。大谷投手初登板の中国戦の試合中のコメントです。
スプリットも練習したいんだけど、楽な方を選んじゃうなあ
「楽な方」とはスライダー/スイーパーのこと。
スライダー多すぎるのを見て、もう少しスプリット投げればいいのに、と前からずっと思ってましたが、たぶん本人も同じこと思ってたんだろうなと。それでも、やはりスプリットはコントロールが安定しないときも多く、使い勝手という意味で、「楽な」スライダーを選んじゃうんだろうなと。
比較的「楽」な相手の中国戦ですら、スプリットを練習したいと思っていても、「楽な方」のスライダーを選んでしまうのだから、MLBシーズン中はそりゃスライダー/スイーパー多くなっちゃうのはしょうがないよな、とつくづく思いました。
2023年シーズン序盤もスイーパースイーパースイーパーってかんじで投げまくってました。WBC決勝での対トラウト選手へのスイーパーがみんなの脳裏に焼き付いてる時期でしたが、大谷投手のスイーパーはデータ的にもMLBナンバー1というかんじでした。
防御率も0点台とかで、あれ?このままサイヤング賞もいけちゃう?と思うくらいの勢いでした。
しかし、その後、スイーパーが打たれる試合が何試合か続きました。シーズン後のNHK大谷特集でこのときのスイーパーの軌道をデータで示してましたが、曲がり幅などが小さくなってて、質が落ちていたのが確認されました。
その後、大谷投手はスイーパーの割合を減らし、なんとか持ち直し、完封勝利もあげたシーズンでしたが、最終的に肘の故障となってしまいました。
大谷投手のストレート
ただ、23年シーズンの大谷投手の一番の成長はファーストボールだったと思います。
2022年シーズンまでは、ファーストボールの被打率はけっこう高かったです。3割以上いってたような。球速は出るけど質が微妙という典型的タイプだったと思います。だからこそ、楽に打ち取れるスライダー/スイーパーの割合が高くなったのでしょう。こういう弱点があっても2022年シーズンの投手記録はものすごかったですが。
それが、なぜか23年シーズンは被打率1割5分くらいだったような。ちゃんとデータ調べるべきかもしれませんが、面倒なのですいません。試合の現地放送映像で何度か紹介されてたのを記憶してるだけです。
それで、23年シーズンのファーストボールはMLBナンバー1クラスだったような。回転数とかはあまり変わってなさそうだったんで、何がよくなったのかはわかりません。ただ、これはほんとに朗報。
と思っていたわけですが、23年シーズン後の上記NHK大谷特集で、肘の故障の原因を聞かれて、大谷選手が言ったのは、「球速だと思う」的なことでした。強い球を投げることはほんとに体や腕にすごい負荷がかかると。100マイル以上投げるとすごい負荷なんだろうと。
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